今回、お客様からのご依頼で「オリジナルの円形キッズコーナーマット」を製作しました。
サイズも形状も既製品では対応できない特殊なスペースで、ぴったり合うマットをつくるためには、いつも以上に細かな調整が必要でした。
完成した今では「やってよかった!」という気持ちでいっぱいですが、実はここに至るまで、かなりの試行錯誤がありました。
まず大変だったのは、なんと言っても“円形”という点です。
四角いマットであれば定型の寸法に合わせて製作できるのですが、今回は壁面のカーブに沿ってマットを敷く必要があり、
ミリ単位での調整が求められました。こちらで予測して型紙を作成することもできたのですが、
実際のスペースに置いてみないと、微妙なズレや隙間が生じる可能性があります。
そこで、思い切って「お客様と一緒に型紙を作る方法」を採用することにしました。
まず、こちらでベースとなる型紙を作成し、お客様にお送りしました。
その型紙をご依頼主様に実際のスペースに当ててもらい、気になる部分をその場で調整していただきました。
お客様からは「実際に置いてみると、ちょっとした曲がりや壁のクセがわかって面白いですね」というお声もいただき、こちらも嬉しくなりました。
調整していただいた型紙が戻ってくるまでの間、
「どんな変更が入ってくるのか」
「うまく合わせられるか」ドキドキしながら待っていました。
届いた型紙を広げて確認すると、数カ所に細かな補正が入っており、その現場ならではの形状が見て取れました。
お客様が丁寧に調整してくださったおかげで、こちらも安心して製作工程に入ることができました。



そして完成したマットを実際に敷いていただいたところ、「ぴったりサイズでとても気持ちがいい!」と大変喜んでいただけました。
写真で拝見したマットは、まるでその空間のために最初から作られていたかのように馴染んでおり、職人としても大きな達成感を味わう瞬間でした。

今回のように、お客様と一緒に形を作り上げていくプロセスは、時間も手間もかかります。
しかし、その分だけ完成品の満足度が高くなると改めて実感しました。
また一つ、自信を持って紹介できる実例が増え、とても貴重な経験となりました。
これからも「こんな形できる?」「こんなサイズは無理かな?」といったご相談を楽しみにしています。
オリジナルマットの製作をお考えの方は、お気軽にお問い合わせください。あなたの空間にぴったりの一枚を、一緒に形にしていきましょう。
皆様からの様々な難解なご相談お待ちしております。
記事担当:桑野
オルオル(株)ホームページ https://olu-olu.shop/
お問いあわせメール info@olu-olu.shop
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